エッジコーティング加工
鏡の劣化を防ぐ九鏡開発のエッジコーティングマシン
鏡は使い続けると劣化します。特に浴室や洗面所などの水回りに設置している鏡は、湿気によって縁の部分から黒ずんできます。鏡業界ではこれを「しけ」と呼びます。
九鏡は鏡のしけを防ぎ、美しい鏡を末永く使っていただこうと、これまで研究を進めてきました。今や、当社のコーディング技術は世界に誇れるものです。

特殊な透明樹脂
鏡の腐食防止には、エッジ(縁)に特殊な透明樹脂を塗りつけています。透明樹脂を塗るための機械が、九鏡が独自に開発したエッジコーティングマシンです。鏡の縁に筆で塗っていた時代は、時間がかかりました。樹脂を均一にするのも、難しいものでした。エッジコーティングマシンができてから、スピードも、樹脂の均一化も飛躍的に向上しました。

「アナログ」の良さを残した機械
鏡のサイズが注文によってバラバラですから全自動の機械では、スピーディーに透明樹脂の塗布はできません。エッジコーティングマシンは、職人が台座に置いた鏡を手で押しながら樹脂を塗布。「アナログ」の良さを残した機械だから、さまざまな大きさの鏡の縁に、樹脂を均一に塗れ、多くの注文にも素早く対応できるのです。

80度で2時間
エッジを樹脂でコーディングした鏡は「ムロ」に入れ、80度で2時間、焼き付けます(樹脂を固めます)。たくさんの鏡を収納できる大きなムロは、他の鏡加工業者にはないものです。

最高品質の劣化を防ぐDX加工
九鏡で最も劣化しにくい最高品質の鏡は、UVデラックス(DX)加工のものです。紫外線(UV)で固まる透明樹脂塗料を鏡の裏面に塗りつけるフロート式塗装機と、UV乾燥機を組み合わせた特注品です。鏡は幅1219ミリのサイズまでなら対応可能です。ホコリを取った鏡の裏面を透明樹脂のカーテン(液体が流れ出る滝のようなもの)に通し、センサーでスピード調節しながらUVを当てて樹脂を固めていきます。全自動で、5~6分あれば1枚のコーディングができあがります。

最高品質の鏡を作り出します。
鏡は、エッジに加えて裏面をUVデラックス加工すれば、最も腐食に強いものになります。九鏡のコーティング技術は、住設メーカーから求められる厳しい品質基準をも超える、最高品質の鏡を作り出します。
