技工職人集いし街 stripes

どんな形の鏡も宝石のような輝きに磨き上げる日本屈指の凄腕
カッティングアーチスト平間慎一へいま しんいち

  • 職人の手で1枚ずつ

  • ハート形など不規則な形状にカットされた鏡の縁は、全自動の機械では研磨できません。職人の手で1枚ずつ、なめらかに、つややかに、磨いていきます。

  • 手作業で寸分の狂いもなく

  • 平間は九鏡でただ一人の、変形鏡・ガラスの磨き職人です。カットされた鏡・ガラスは変形加工機でまず、側面の面取りをします。力の入れ加減で、削れ方は変わります。不規則な形だから「力の強弱が必要。それは経験と勘です」と言います。手作業で寸分の狂いもなく、側面の角を取っていきます。

  • 柳の木でできている木車

  • 面取りをした鏡・ガラスは縁の部分につやを出していきます。使用するのは、柳の木でできている木車。水を混ぜた研磨剤を木車に付着させ、商品を押し当てながら少しずつ磨いていきます。水を飛び散らせながらの作業。冬は冷たく、夏は摩擦熱で水がお湯になり、とても過酷です。

  • まさに職人技

  • そんな現場で集中力を途切らせることなく、手先の感覚だけを頼りに均一につやを出していく。まさに職人技です。「自分がお金を払って買いたくなる仕上げを心がけています。10年以上、この作業をやっているので、どのくらいの値段の商品を加工しているのか分かりますから」。

    1日に1枚しか加工できない形の商品もあります。平間は1枚、1枚に魂を込めながら磨き上げます。10年以上の経験を誇るカッティングアーチストは、日本でも数少ない凄腕の職人なのです。